
自炊のためスキャナーを買おうか迷っているのですが高くて中々踏ん切りがつきません。使用感を教えてください。
今年買ったものの中でもipadと並んでトップに来るくらいの買い物でした。

おすすめ理由
- スマホ一つで数百冊を持ち歩ける
- データの共有をすぐに行なえる
- 紙で配られた勉強会資料もデータ化できる
- 数百冊の中から一瞬で見つけたいキーワードにアクセスできる
- 別記事紹介の裏技で参考書を手に入れればほぼタダで参考書を入手可能
私が購入したのは、下記の1500モデルになります。
教科書や参考書などのデータをコピーして再度販売することは違法となる可能性が高いため絶対に行わないようにしましょう。あくまで私的利用にとどめておくべきです。
ScanSnap ix1500について
富士通より発売されているScanSnap ix 1500(以下ix1500)。
仕事柄名刺をもらうことはほぼないため教科書や参考書、勉強会の資料の取り込みに使用しています。
ScanSnapのここが便利
- 毎分30枚・60面の高速スキャンが可能
- 一度に50枚までセット可能でつぎ足しも容易
- OCR機能が高精度
- 超音波方式マルチフィードセンサーが便利すぎる
- Wi-Fiやクラウド化に対応している
毎分30枚・60面の高速スキャンが可能
毎分30枚がスキャン可能なix1500。
中々数字だけだとわかりにくいので、このレビューの最後で実際に取り込んでいる動画を上げています。

一度に50枚までセット可能でつぎ足しも容易
読み込みたい紙を載せてスタートボタンを押すだけで読み込みは開始されます。
読み込み次は下に置いた紙から読み込まれるため、続けて読み込みたい場合は上からどんどんつぎ足していくだけで可能です。
取り込み数が膨大になればなるほど助かります。
適当に取ってバサッと置くだけでもしっかり読み取りしてくれます。
ローラーが良いんでしょうね。

OCR機能が高精度
OCR機能とは
取り込んだデータの文字を、機械が認識して文字として扱ってくれる機能のこと。
つまり画像の文字を検索で探すことができるようになる。
OCR機能がないと教科書を取り込んでも単語を検索できませんが、OCR機能があると検索したい文字を入力するだけでどこのページにその単語があるか一発でわかります。
データの取り込みに関してこの機能が非常に重要なのですが、この制度もかなり高く満足しています。
紙の場合はその本の目次からしか探すことができませんが、OCRされた教科書や資料だとすべてのデータ(複数の本)から該当する文字を検索できるため超効率的。
こちらで設定する必要はなく、読み取りをすれば自動でOCRも一緒にしてくれます。
超音波方式マルチフィードセンサーが便利すぎる
超音波方式マルチフィードセンサー=取り込み時に紙の重なりを検知して自動でお知らせしてくれる能力です。
毎分30枚取り込みという事は、2秒に1枚のペースで取り込んでいきますが、実際見てみるとかなり早いです。
そのため紙が重なっているのかなんて自分では分かりませんが、ix1500は自動でそれを検知してくれます。
さらに、重なりを検知したらすぐに取り込みを中止してくれます。
- 重なりを解除して
- 再度一番下に紙をセット
- スタートを押す
これだけで順番が狂うことなくスキャンを継続することができます。
実際ix1500が気づかずに2枚一緒に取り込まれていたって事が今の所ないため精度100%です。
そもそもローラーが優秀なため2枚一緒に取り込んでしまうという事が少ないのですが。
Wi-Fiやクラウド化に対応している
Wi-Fi対応のため、スキャンしたデータは直接クラウド上に保存もできます。
いちいちパソコンにつながなくていいのは思った以上に便利です。
共有したいデータがあるときなども、直接共有クラウドにぶち込めばいいので効率的。
記事作成時点(2020/12/16)では以下のような提携先なので、iCloudに取り込みたい私は一度パソコンに取り込んでからicloudに取り込んでいます。
- box
- Dropbox
- Evernote
- Google Drive
- OneDrive
他のクラウド先については公式HPを確認ください。
ここはもう少し改善してほしい
- 高すぎる
- 自炊のためには紙を裁く必要がある
高すぎる
言ってしまえばスキャンするだけの機能でこの値段は中々踏ん切り付かないですよね?
私自身も非常に迷った挙句、医療従事者に送られた慰労金でやっと踏ん切りがついた感じです。
とはいえ購入後は全く後悔していないですし、今振り返っても良い買い物をしたと思っています。
- 書類の束に埋もれなくていい
- データの整理に困らない
- 数十冊のデータを一つのデバイスで持ち運べる
「それでもやっぱり高すぎるよ!」という方には、あまり大々的には言えませんが裏技があります。
この記事の最後にリンクを作成しておくので参考にしてください。
もちろん合法なやり方ですよ。


自炊のためには紙を裁く必要がある
当たり前ですが、参考書を電子化しようとした場合、一度参考書をバラす必要があります。
それらも自分でやる人もいますが、私は業者にやってもらいました。
違法性
「自炊」で検索すると一緒に違法という言葉も出てくると思います。
文字だけ見ると怖いかもしれませんが、これは
- 本の裁断
- 読み取り(ここでいうix1500での読み取り)
- 依頼者に読み取ったデータを返す
この3つを業者が代行した場合で、③の行為がいわゆる「本の複製」に当たるとして違法となったようです。
そのため、データの読み取りは自分で行い、裁断は業者にやってもらうのが今のところはベターと言えます。
詳しくはまた、ご自身で検索してみてください。
実物公開
- 外形寸法 幅×奥行×高さ
トレー収納時:292mm×161mm×152mm
トレー全開時:292mm×494mm×293mm - 質量
3.4㎏ - 2本のコード
電源ケーブル
パソコンとつなぐUSBケーブル - 比較のペットボトルはコストコの500mlです
実際の取り込み動画
実際に取り込み動画を載せます。
取り込んでいるのは看護師ならだれもが持ってるレビューブックです。
写真のように、付箋がついていたりとかなりのバッドコンディションですが、問題なく取り込みができています。
以下は一部ですが、こういった形でPDFとして保管されます。
仮にこの中から「ステロイド」というワードを探すとなったら大変だと思います。
しかし、OCR化することで検索窓に「ステロイド」と打つだけで一瞬で検索が終了します。
電子化した参考書は、勉強にも非常に役立っています。
私はiPadに保存して、場所を問わず勉強ができるようになったので非常に便利です。
参考記事
迷ってるならレンタルも一つの手
デメリットにも記載したように、私自身も一番迷ったのは高すぎることをでした。
仮に迷っている人がいるのであれば、今は家電のレンタルもすぐにできるようになっています。
ScanSnapに関しては最新がix1500ですが、一時的なスキャンだけであれば前機種のix500でも十分でしょう。
いったんレンタルしてお試しで使ったり、本や資料を事前に準備してレンタルしている間に一気にデータとして取りこむという方法もありだと思います。
レンタルであれば値段としては9割程度に抑えることができるでしょう。
まあ私はどうせお金を使うなら自分の物にしたい派なのでレンタルは使用したことがありませんが、レンタルのレビューが載っているので敷居としては低いと思います。
まとめ
つたない説明ですが、ここまでで何となくですがix1500の凄さが分かっていただけたと思います。
メリット
- 多彩な機能で取り込みに関してはほぼ不満なく使用できる
- 値段さえ許すのであれば、迷っている人は買わない理由がないくらいのスキャナー
- 膨大なデータを持ち運べるようになり、かつ資料の整理も同時に行える
デメリット
- 高すぎる
- 参考書をばらす必要がある
購入を迷っている人にとっては、間違いなくお勧めできる商品です。
ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
今回は以上になります。
ありがとうございました。