肺よりも小さい肺胞レベルでの話
正常な肺
- 肺は小さい肺胞の集まり
- そして、肺は酸素と二酸化炭素を交換(=ガス交換)する場所になる
- 肺胞の中には交換をうまくできる肺胞もあればできない肺胞もある
- 酸素は血液に乗っかって肺胞まで運ばれてガス交換する
- なのでそもそもガス交換のためには、肺胞まで血液を届ける必要がある
これらを踏まえた上で
肺胞気酸素分圧(PaO2)が低下した場合,悪い肺胞に隣接の隣にある血管が収縮する現象を低酸素性肺血管攣縮(収縮)=HPVという
言い換えると、ガス交換ができる良い肺胞に血液をより多く届けて、悪い肺胞には収縮して血液を届けさせなくする(届かなかった分の血液を他の肺胞に届ける為)働きのこと
これは正常な反応
悪い肺
これが一気に広い範囲で起こってしまうと、肺血管抵抗が上昇して肺高血圧症→右心不全と繋がる
それ以外にも
肺胞虚脱が長続きすると、次第に低酸素性肺血管収縮が起こらなくなってくる
するとどうなるか
悪い肺胞にも血液が届いてしまうが、そこでは瓦斯交換ができない
そのため低酸素に拍車がかかってしまう
もっと詳しい話はこっちのガス交換で

ばらもん
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