参考書について

看護師におすすめの参考書

2021年9月29日

個人的な考えとして、参考書に求めることとして疾患の解説はあまり求めていません。

ネットで検索すればいくらでも出てきますし。レビューもありますし。

私が参考書に求める知識としては、ネット上での解説ではわかりにくいフィジカルアセスメント、解剖生理が網羅されている参考書が良いと思います。

ばらもん

良いものを見つけたら適時追加していきます。

看護師全般

全ての看護師にお勧めしたい参考書になります。

私自身も救急看護認定看護師の方に勧められて購入しました。

構成

  1. 初療(例えば救急外来トリアージ)看護師の動き方や考え方
  2. ABCの確認といった初療のフィジカルアセスメントの基礎
  3. 呼吸・循環・神経といった系統別のフィジカルアセスメント
  4. 胸痛、頭痛、失神等のケーススタディとフィジカルアセスメント

フィジカルアセスメントに特化してた内容で、フィジカルアセスメントを軸に疾患とのつながりや看護師の見るべきポイントなどをわかりやすく解説されています。

参考書によくありがちなのが、読む側にある程度の知識があることを前提として書かれている参考書があります。

そういった参考書を読むと「結局個々の部分はどういったこと?」となってしまうのですが、この参考書は本当に1~10まで丁寧に解説してくれているのですんなりと理解することができます。

私自身も救急看護認定看護師の方に勧められて購入しましたが、本当にお勧めです。

フィジカルアセスメントの内容はどの領域でも使用しますし、学生時代にも勉強している内容なので、私は1年目の看護師に対してもお勧めできる内容だと考えています。

言わずと知れた心電図の有名な参考書。

正直、一番最初の心電図の本としてはまったく勧めない

ある程度知識がついた人が購入するべきです。

難しいので、最初にこれ買うとやる気をなくすと思う。

私は心電図苦手なので、辞書的に使用したり時々パラパラとめくって「なるほど」とうなってるくらい。

苦手意識があると読みたくなくなるので微妙ですが、それを上回るくらいにしっかりとした知識が身につくのは間違いない。

これがサクサク理解できるようになったらかなり上級者だと思います。

診療看護師である青柳先生が書かれている参考書で、ポケットにも入るサイズとなっています。

診療看護師らしい視点で、診断的な側面に加えて、看護師としてどういった部分を観察するのかがコンパクトに記載されています。

一冊持っておけばちょっと困ったときにパラパラめくって読むことができるので、集中治療室に限らず全診療科の看護師におすすめできる内容です。

個人的に表紙がラミネート加工されているのでポケットに入れても崩れにくく便利です。

ICU・CCU・SCU等集中治療室

集中治療室で絶対に必要な人工呼吸器の知識に加えて、上で言っているフィジカルアセスメントのことも非常にわかりやすく解説してくれています。

上で挙げたフィジカルアセスメントの参考書にも言えることですが、読んでいて「あれ、じゃあこれはどうなんだろう」という疑問が出てきたときに、読み進めていくとすぐにその疑問に思ったことの答えが書いてあることが多いです。

そのため呼吸についての知識を幅広く、ストレスなく理解できる超お勧めの参考書です。

Dr.竜馬先生の参考書は外れがないです。
ばらもん

Dr.竜馬先生の本に比べてより初心者向けの様な気がします。

内容としてとっつきやすい本ですね。

1年目2年目の下の学年の看護師に聞く限りはこっちの方が読みやすいみたいです。

こちらの2冊もDr.竜馬先生の名著になります。

血液ガスの内容はネットで探してもたくさん出てきます。

ただし、どこか抜け落ちていたりサイトによって解釈ややり方が微妙に違ってきたりします。

そのため血液ガスに限って言えば、ひとつ信頼できる情報源を持っておくのが良いのですが、まさにその情報源となれる参考書になります。

ポイントを絞った内容になっており、分厚くもないのでパッと読める内容になっています。

人工呼吸器の参考書と一緒で、何度も繰り返し読みたくなる参考書ですね。

 言わずと知れた超有名本。

ICUに必要な知識を網羅しているというよりはピンポイントで必要なことを解説している参考書。

持っておいて損はないですが、最初からこれですべてを学ぼうと思うと所々で抜けが出ると思われる。

個人的にはちょっと読みにくいが内容はお勧め。

一つ上の3年目のノートをもっと広く浅くした感じ。

ICUに限らずの知識が幅広く網羅されており、看護師視点というよりは医師の視点で書かれています。

こちらも使い方としては辞書的な使い方が良いかと思います。

総ページ数約700となっており、すべて読むには中々のボリュームです。

内科系

こちらも有名な参考書です。

看護師向けではなく研修医向けの参考書になり、内容としても看護的な視点というよりは医師からの視点で進められていきます。

そのため疾患に対する対応(例:インスリンはこうやって調整する、こういった症状の時は〇〇を考える)が主に記載されています。

とはいえ、内容としては経験のある看護師であれば知ってる内容であり、それらの内容を改めてまとめてくれている参考書になります。

研修医向けではありますが、看護師としても絶対に知っておくべき内容になるので、フィジカルアセスメントや解剖生理がある程度わかったらこちらの参考書を読むことで、より治療にフォーカスした視点を得られるため臨床でも非常に役立つ内容になっています。

また、「教科書のように文字がびっしり」というわけではないので、単純な読み物としても非常に読みやすくサクサク内容を理解できます。

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