病態
延髄の外側部位に対して何らかの障害が発症する神経疾患の1つ
多くの場合は以下の血管に起こることが多い
- 後下小脳動脈(PICA)・椎骨動脈の閉塞
- 椎骨動脈解離
今やってるドラマでもワレンベルグ症候群が出てました。
その患者は失神してましたね。
その時は脳梗塞という表現も出ていましたが、ワレンベルグ症候群=延髄外側症候群。
梗塞や解離等延髄の外側に障害が起こることです。

ばらもん
症状
- 顔面と上下肢で温痛覚障害が逆になる
- 球麻痺症状
構音障害、嚥下障害等 - がんしん・めまい
- 小脳失調
*四肢麻痺がでることはない
温痛覚逆について
左の延髄に病変があった場合
- 顔面=左側に温痛覚障害が起こる
- 首から下=右側に温痛覚障害が起こる
看護師として
正直これを鑑別として挙げてリスクを検討できるかと言ったら無理
とはいえ、鑑別として挙げなくても、温痛覚障害や小脳失調、構音障害等何らかの神経症状は出現する
神経症状=頭蓋内病変=急いで対応
こういった思考回路が出来れば十分と思われる
神経病変って交差して病巣と逆に出る場合と出ない場合があるからややこしいよね

ばらもん
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