循環器科について

【循環器】心臓の解剖

2021年10月10日

心臓の英語を覚えることは、解剖生理の理解だけでなく不整脈の理解にもつながるのでぜひ覚えた方が良いです。

心臓と英語の関係

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解剖生理

心臓の解剖

心臓の解剖2

流れと病気

観察をする上で、心臓のどこに障害が起きているかを理解するのは重要であり、心臓の流れは必ず頭に入れておく。

例えば

右心室に障害が起こっている場合
右心室が悪いため、右心室より前の場所(右心房、静脈系)に血液がたまることで症状が出る

大動脈弁の流れが悪い場合(例えばAS)
大動脈弁より先(=全身)に血液を送るため左心室の筋肉が厚くなる
ひどくなると大動脈弁より先にも十分に血液を送れなくなり、失神や心不全(左心不全)になる

冠動脈

冠動脈=心筋へ酸素や栄養を供給している血管のこと

心拍出量の5~10%が提供される

血管自体は心尖部に行くほど(番号が小さくなるほど)細くなる

数え方として、RCAで1枝、LADで1枝、LCXで1枝と呼ぶため、すべての血管が詰まっていれば3枝病変と言ったりする

  • RCA:#1~4
  • LMT:#5
  • LAD:#6~10
  • LCX:#11~15

臨床上では、○番や#○と表現されます。

またどれくらい詰まっていたのかもわかり、7番75%(#7が75%詰まっていた)のように表現します。

治療後は7番75%→0%と表現され、75%を0%にするために何をしたのかも申し送りがあります。
→血栓を吸引した、血栓をローターで削った等

この冠動脈のつまり具合によって、その患者の危険度が分かります。

基本的に根本の血管#1~2、#5とかが詰まっていると、それより下の血管に血流が届かないためヤバい

また、根本が詰まっていなくても、RCAとLADとLCX全てがちょっとずつ詰まっているなど3本すべて詰まっている場合もヤバい

ハイラテという血管

この冠動脈分類にのっていないが臨床で出会う血管があり、それがハイラテ(日本語では高位側壁枝)と呼ばれるものです。
全ての人にあるわけではなく、場所としては上の写真で有れば6と11の間から出ているような感じ。
定義はよくわかりませんが、場所が場所なので9や12と区別できないこともあります。
そういった血管があることも頭に入れて、「ハイラテもありました(詰まってました)」と言われたら、6と11の間くらいの血管と理解しましょう。

灌流領域

血管 灌流部位 障害による特徴
右冠動脈(RCA) 右心室
左心室後・下壁
中壁の一部
右心房から心臓の刺激がスタートするため、障害によって徐脈や房室ブロックになりやすい
左前下行枝(LAD) 左心室前壁
中壁の一部
側壁
心尖部
広範囲を還流しているため、根本に行けば行くほど障害が広範囲かつ重症化する
脚ブロックを生じやすい
左回旋枝(LCX) 左心室後壁
側壁
12誘導心電図にST変化が出にくく見逃されやすい

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