病態
ACS
- 不安定狭心症(UAP)
- 非ST上昇型心筋梗塞(nonSTEMI)
- ST上昇型心筋梗塞(STEMI)
★虚血性心疾患(IHD)分類
〇急性冠症候群(ACS)
●心筋梗塞(MI)
→AMI(急性心筋梗塞)…発症から72時間以内
RMI…72時間~1か月以内
OMI(陳旧性心筋梗塞)…発症から1か月経過しているもの
●狭心症(AP)
→不安定狭心症(uAP)
労作性狭心症(eAP)
冠攣縮性狭心症(VSA)— ばらもん@blog (@baramonnblog) December 3, 2020
急性心筋梗塞の6割~8割は発症1時間以内に心停止に陥っていると言われ、とにもかくにも早期の再灌流(早期PCI)が必要と言われている
リスク査定
国立循環器病センターが、冠動脈疾患が起こるリスクとして以下の指標(吹田スコア)を公開している。
吹田スコア以外のリスク因子査定方法
- TIMIスコア
- GRACE
- HEARTスコア
国立循環器病センター公開 通称吹田スコア
引用元:国立循環器病センターHP
対応
詳細
よほどのことがない限りはそのまま退院はない可能性が高い
上記の図で言えば待機的侵襲的治療としてひとまず病棟に入院させて
数時間後に採血&12誘導心電図を行い、プラスで点滴で拡張薬やヘパリン投与のパターンが多い
採血や12誘導心電図に変化なければ再度リスク査定に応じて退院か決定する
だいたいの場合は、入院すると採血や12誘導心電図等検査の繰り返しが起こる
また、安全が確認されるまでは、患者に対しては安静を強いることが多い
稀に危険性をわかってない患者がいてうまく治療協力が得られない場合もあるためしっかりと説明する
看護師として
- 胸痛=12誘導心電図と採血
- ST変化なければ数時間後に再び12誘導心電図と採血
- 入院中胸痛があってもひとまず12誘導心電図
とにもかくにも治療方針を決定するものとして12誘導心電図
先ずはそれを正確に取れなければどうしようもないため必ず覚える
協力が得られない患者(特に40~50代の男&認知症の患者)もいるためリスクを説明したうえで観察を継続していく
また、当たり前だが急変するリスクも高い為、もしもの時に備えて次の行動をどうするのかしっかりと考えておく
認知症で協力が得られない、安静による苦痛が強いなどの場合は早めに睡眠薬や鎮静薬の投与も検討していく必要あり
12誘導心電図と採血してあとはひたすらモニタリング
40~50代の男は正直対応がやっかい
その年で心疾患になるという人間性と、年としては若い為危険性を理解しようとせず協力が得られにくい思い出

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