アルドステロンの働き
副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの1つ
RAA系によって分泌され最終的に以下の働きをもたらす
- Naの再吸収を促進
- 水分の保持
- Kや水素イオン(H⁺)の放出
RAA系経由ではなく、K濃度の上昇もアルドステロン分泌に働く
原発性アルドステロン症
そもそも副腎に問題がありアルドステロンが過剰に分泌され、アルドステロンに即した症状を呈する
本来で有れば、アルドステロンが出るという事はその前のRAA系も高い必要がある
- 30代~50代 女性に多い
- 二次性高血圧の中でも高頻度の原因
- レニンの分泌によらずアルドステロンの分泌がある
- レニンはフィードバックにより低値になる
症状
- Na蓄積
- 低K
- ようはアルドステロンの働きから起こる症状
Na蓄積
- 結果的に高血圧になる
- エスケープ現象(略)により高Naや浮腫とはならない
低K(頻発ではない)
- 筋力低下・脱力
- 代謝性アルカローシス
- 耐糖能低下(K欠乏によるインスリン分泌障害)
関連:GI療法
診断
- スクリーニング
- 確定診断
- 局在診断
詳しくは略
治療
診断結果によって異なるが、オペか薬物のどちらか
看護師として
ホルモン関係でややこしい為しっかり区別して理解する
また、ホルモン関係全てに言えるが電解質とも結びついているため、NaやK等の症状の理解もしっかりしておく
アルドステロンだったらNaとK
高血圧+(低Kによる)筋力低下などはアルドステロンと結び付けられる
続発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症はRAA系に異常がないパターン
こちらはRAA系に異常があるパターン
様々な要因でRAA系が刺激され続発的にアルドステロンの分泌が促進される
原因
循環血液量減少によるもの
- ネフローゼ症候群
- 肝硬変
- うっ血性心不全
- 嘔吐下痢
- 利尿剤使用
交感神経刺激増加によるもの
- 褐色細胞腫
レニン増加によるもの
- レニン↑の腫瘍
症状
レニン↓、アルドステロン↑
高血圧は頻発ではない
治療原
原疾患の治療を行う
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