

この記事の内容
- 看護師同士の結婚するタイミングについて
- 看護師同士の結婚生活が上手くいくために気を付けた方が良いことを紹介
- 看護師同士で結婚して良かったこと良くなかったことを紹介
この記事の作者
- 3次救急病院で夜勤ありの看護師をしています。
- 私は3交代、妻は2交代で働いています。
- お互いアラサーで子供はいません。
看護師の結婚生活の実態について
良くも悪くも看護師の女性は職業上たくましいですしお金も稼げるため、離婚に対してのハードルも低いと言われています。
看護師特有のポイントを意識して良い結婚生活が送れるように、ここでの意見を参考にしてもらえると嬉しいです。
私たちの結婚まで
- 大学時代から付き合い始める
- 社会人になってからは私は最初実家、妻は一人暮らし
- 次第に妻の家に転がり込んで半同棲のような形
- 少し同棲生活を送る
- 結婚
参考記事
看護師の結婚相手
大学時代に同じ看護学部の女性と付き合っていた友人は、全てその時の彼女と結婚しています。
職場の先輩後輩を見ても看護師同士は多いです。
逆に医師と結婚している人は意外と少ないです。
看護師同士いつ結婚するか?
学生時代から付き合ってる場合、社会人になれば当然結婚を意識するでしょう。
ですが、お互いが同時に社会人になる場合、3年目以降に結婚するのをお勧めしています。
それ以前の結婚生活となれば、仕事のストレスと結婚生活のストレスで喧嘩が増え、お互いにとって不幸な未来になる可能性が高いです。
実際大学時代の友人は全て3年目以降に結婚してます。
学生の内から付き合っていると、就職した時点で3年以上付き合っているカップルもいるかと思います。
そういった場合でも、最低1~2年は様子を見てほしいです。
ご存知のように看護師の就業環境は過酷であり、家に帰って寝るだけのような生活が続きます。
1~2年目の結婚となると
- 仕事のストレス
- 結婚生活でのストレス
このダブルパンチで非常にストレスが多いです。

どんなに長く付き合っていても、一緒に暮らしてみるとまた違ったストレスが出てくるから。

実際私たちも、社会人になった時点である程度の年数付き合っていました。
その頃にはお互いのこともわかっていたので、ほとんど喧嘩もしませんでした。
ですが実際に働き始めてみると喧嘩が多くなりましたし、同棲をし始めた当初も喧嘩の数は激増しました。
当時の喧嘩内容は
- お金の価値観でもめる
・給料はほぼ一緒のため生活費はどうするのか
・両親へのプレゼント代や仕送りなど(そんなに高いのはいらないと思う) - 片方が休みで片方が仕事の場合、帰ってきたら家事をやっていないことに怒る
- 話し合いをしたくても、お互いに不規則のため難しく余計にこじれる
学生時代と比べて使えるお金は増えるので、よりその人自身のお金の価値観が強く出てきます。
特にお互いの両親に対する事柄は、結婚を考えている相手だと余計に口出しはしにくい問題になります。
些細な事で喧嘩を繰り返しましたし、職場でストレスが強い分、家ではお互いにブーストがかかって本当に手が付けられませんでした。
これらの理由から、仕事に対して余裕が出る3年目以降に結婚を勧めています。
結婚生活で気を付けた方が良い点
結論
- パートナーの病棟環境を理解する
- 話し合いをするときはお互い休みかつ次の日に仕事がない日に行う
- 共通の生活リズムを作るには年単位でかかることを理解しておく
- お金の価値観を確認し共通のマネーリテラシーを高める

マネーリテラシー向上に
パートナーの病棟環境を理解する
看護師同士の結婚で、多くのサイトでは「看護師同士だから理解してくれる」という文字を見ます。
これ半分正解で半分外れだと思っています。
というのも、病棟が違えばそこはまったく別の世界となるのが看護師の世界だからです。
看護師で辛いことは仕事内容以上に人間関係だとも言われています。
たとえパートナーが同じ科で働いていたとしても、病棟が違えば環境は180度違うと理解しましょう。
参考記事
話し合いをするときはお互い休みかつ次の日に仕事がない日に行う
そのまんまです。
間違っても夜勤明けや次の日が仕事の時などに大事な話はしないようにしましょう。
共通の生活リズムを作るには年単位でかかることを理解しておく
生活リズムというのは例えば
- 洗濯物の干し方(家事のやり方や分担)
- 風呂にはいるタイミング
- 食事時間
挙げればキリがないですが、お互いに不規則な生活だからこそ、普通の結婚生活よりも生活リズムの構築には時間がかかります。
とはいえ正直、一番喧嘩になるのはお互いの家事のやり方だと思っています。
家事の喧嘩ポイント
- 仕事が休みの方が家事を積極的にやってくれない
- 自分が動いているのに相手が(テレビゲーム、スマホいじり等)遊んでいる
- 家のことをしたいのに相手は自分のやりたいことばかり優先する
これらの大きな原因は、不公平感が出ることです。
この喧嘩のネタをなくすために、お互いの家事の負担を完璧に公平にすればいいのですが中々そううまくいくものでもありません。
そのため、私たちは以下のような方法を取りました。
- お金で解決する
→外食を多めにする、食洗器、自動掃除機の使用をするなど - 必要な家事はお互いが休みの日に一緒にする
→たまってる洗濯物、散らかってる部屋の掃除など
とにかく、余裕がない状況でどちらかが多く負担することになると不公平感に拍車がかかり喧嘩の原因になります。
働き始め、同棲し始めなど、最初はお金の力で解決するのも手だとは思います。
自動掃除機
後は大きい家電として、乾燥機付きの洗濯機と大きめの冷蔵庫も買って良かったなと思ってます。

お金の価値観を確認し共通のマネーリテラシーを高める
- 夜勤の命を削る働き方
- 女性社会の人間関係
- 患者とのストレス
ストレスが非常に強く、社会人1年目から身を削って大金を得られる看護師こそ、マネーリテラシーが非常に重要だと思っています。
マネーリテラシーとは
- お金を増やすやり方
高配当株、インデックス投資、簿記、FP - お金を貯めるやり方
お金の収支を理解して不必要な部分は削る
これからの時代、投資はマストです。
国が投資を推奨し、Twitter、YouTubeでも投資を推奨しており、やらない理由がありません。
看護師同士であれば、世帯年収は1000万近く行きます。
お互いが1年目から投資を行えば、30代ではかなり余裕を持てますよ。
投看護師同士であれば、お金が足りないことは絶対にありません。
投資をするお金を捻出して、不必要なお金を削れば、正直お金に困ることはないでしょう。
- お金を増やすには投資とお金の勉強
- お金の支出を理解するにはマネーフォワード
参考記事
また、お金の価値観に関してはお互いが働いて得た給料になります。
それは、学生時代のようなバイトや仕送り等のお金とは全く違うものです。
だからこそ、お互いのお金に関する価値観が色濃く出るでしょう。
お金に関する価値観の具体例
- 親に対してはどういったお金の使い方をするのか
- 将来の家についてはどうやって考えているのか(新築or中古or賃貸派)
- 外食はどれくらいの頻度で行くのか
- 将来的に仕事はどうしていきたいのか
パート?資格を取る?夜勤はいつまでやる?
結婚生活を送るうえで、お金に対する価値観は一番重要です。
上記の投資に対してもそうですが、我が家も投資を始めるときは妻から非常に反対されました。
ちなみにお金が増えていることや地道な説明で現在は納得してくれてます。

参考に我が家が結婚当初に決めていたお金関連の決まりごとについて記載しておきます。
- 将来妻が妊娠や体調不良等で働けなくなった時のために、最初から私(夫)のお金だけで生活する。妻のお金は全て貯金に回す。
- 水や昼ご飯など家で準備できるものはなるべく準備して持っていく。特に自販機やコンビニは一人の時は使わないように意識する。
- 大きな買い物のときはその場で買わず1日寝かせる。そのうえでなお欲しいものであればその時点で初めてパートナーに相談する。
- お互いにできたことややっていることを伝えてほめあう。
やってること自体はそこまで難しいことではありません。
ただし、これもしっかりと話し合いを行わなければできない事です。
我が家もこの共通意識ができるまでに、同棲時代から含めて3~4年位かかりました。
参考記事
看護師同士の家での生活場所について
結論
- 寝室は分ける必要なし
- ただし、キッチンやリビング等から一番遠い場所にする
よく寝室はどうしているのかと聞かれますが、我が家の場合は分けてはいません。
ただし寝室は、キッチンや風呂、リビングの位置からは遠いところがベストです。
我が家は家を借りるとき、寝室となりうる場所がキッチンや風呂、リビングから離れているかは気にしました。
夜中に帰ってきても、食事やふろですぐに布団には入りません。
それらの生活音は仕事のストレスがある相手に対しては厳禁です。
また細かいことですが、寝室は本当に寝るだけの場所として確保しておいた方が良いです。
夜勤前は昼間に寝ることになります。
寝室に服やパソコン等置いてると寝ている横で作業されることになるためしっかり寝れません。
看護師同士の結婚で助かる事と生活上不便なこと
助かる点
- 世帯年収が高額
- 仕事を理解しているため共感を得られやすい
- パートナーの仕事の有無を気にせず引っ越しできる
- お互いの休みを合わせやすく、長期休暇も混んでいない時期に取りやすい
不便な点
- 不規則勤務のためすれ違いになりやすい
- パートナーの体調が心配になる
- ルーティーンは確立しずらい
- 気を付けないと散財しがち
助かる点
世帯年収は我が家の場合1000万円を超えます。
そのおかげで
- 投資に全力投球できる
- 生活も基本的に我慢することない
- やりたい別の分野がある人にとっては挑戦もしやすい
また、妻が看護師夫一般職の場合、看護師の妻の方が年収も社会的信用も高いため、妻名義で家のローンを組んでいる人も大勢いました。

注意点はありますが、看護師同士の場合は仕事の理解もあるため、愚痴を聞いてもらったりアドバイスを貰ったりすることもできます。
休みに関しても、シフト制のため長期休暇を取ることもできます。
繁忙期を避けて旅行に行くことで旅費も半分くらいまで下がることもあります。
一旦やめても再就職は(場所を選ばなければ)容易なため、私の周りではアパレル店員やカフェの店員など小さいころになりたかった職種についている人もいます。
なんだかんだで看護師資格を持っていれば、ブランクがあっても就職はできます。
私たちも田舎暮らしをする予定ですが、仕事の面は全く気にせず引っ越しできるという点は大きな後押しとなります。→現在は田舎に引っ越して生活しています。お互いに何の迷いもなく仕事を辞めることができたのはやはり看護師の資格があったからです。(2021/09/16追記)
参考記事
不便な点
不規則勤務同士、休みを合わせないとほぼ合いません。
休み希望も毎月何回も出せるわけでもないためすれ違いの時間は多くなるでしょう。
特に子供がいる家庭は土日やGWなどに休みを取ることが多いため、休みの取り合いになります。
お互いの体調についてもそうですが、看護師の夜勤が辛いって本当⁉でも紹介したように夜勤負担が大きいため体調を崩しがちになります。
ルーティーンに関しては体調面とやや通じることもあります。
ルーティーンとはなにも「この時間に〇をやってその次に◆をやって」という特別なことだけでなく、普通に朝起きて朝ご飯を食べることもルーティーンと言えます。
ただし、お互い看護師だと不規則勤務のため生活リズムがバラバラで、朝起きて朝ご飯を食べるといったルーティーンさえ確保できません。
これに関しては夜勤を辞めることでかなり改善できるため私たちは夜勤を辞める選択をしました。
逆に夜勤を辞めることで収入はかなり減ります。
どうしてもストレスで散財しがちなので、お互いに節度を持って生活できるようお金の価値観はすり合わせていく必要があります。

どうしても看護師が辛いなら
看護師同士の年収は1000万近いとお伝えしました。
ただし、これはお互いに夜勤をやってフルタイムで働いた場合です。
我が家もそうですが、夜勤をやるのが非常に辛いので、夜勤で得るお金よりもお互いのQOLを選択しました。
女性の場合は、妊娠との関係もあるのでどこかのタイミングで夜勤については考える必要があります。

参考記事
しかし、現状の制度では病院看護師で夜勤をやらない選択肢はほとんどありません。
夜勤をやらないとなると
- 施設看護師
- 一般企業への転職
- 保健師資格を取る
- 訪問看護に転職する
この辺りが選択肢になります。
夜勤をやらないと年収は300万~400万程度でしょうか?
夜勤については人それぞれありますが、少なくとも女性の方については早めに夜勤を辞めて欲しいです。
そして、夜勤を辞めるためにもやはり投資の選択肢を考えるべきです。
また、早い内から転職の選択肢も頭に入れておくべきです。
参考記事
あわせて読みたい
他にも看護師向けの情報をまとめています。
特に、投資関連の記事については全く知らない人は一度読んでみてください。
結婚生活でも一番問題になりやすいお金の問題ですが、結局お互いがお金の勉強をして投資をすることが解決の近道です。
まとめ
- 結婚するならお互いに余裕ができる3年目以降がおすすめ
- 仕事と結婚生活のストレスはどんなに長く付き合っていても出てくる可能性が高い
- 共通のマネーリテラシーを育てるために積極的にお金の話題を出していく
- もし同棲するなら、寝室はリビングやキッチン、風呂と離れて設置できるようにする
- 看護師同士なら世帯年収1000万に到達するが、その分お金の使い方には気を付ける
- 夜勤をやらないと稼げない看護師において、どこかのタイミングで夜勤との折り合いをつける必要がある
マネーリテラシー向上に
今回の話が少しでも参考になればうれしいです。
今回は以上になります。
ありがとうございました。
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