感染症科について

【感染症科】緑膿菌

2021年10月2日

名前は聞くけど意外とわかってない菌の話
ばらもん

緑膿菌とは

自然界にも多く存在する菌であり、病院内では水回りに多く存在する

  • グラム陰性桿菌に分類
  • 人の皮膚や消化管にも常在菌として存在
  • 日和見感染症として発症する

臨床像

  • 医療者の手を介して移るパターン
  • 元々患者が持ってたものが発症するパターン
  • 特に肺炎、気管支炎、尿路感染症等の原因になりえる

注意すべき患者

  • 抗がん剤やステロイド等にて免疫が低下している患者
  • 手術後の患者
  • 人工呼吸器を使用している患者
    →VAPの原因となる

治療

直ちに抗緑膿菌作用のある抗菌薬にて治療開始or変更する

多剤耐性緑膿菌(MDRP)の出現が問題されている

看護師として

医療者関連の感染としては、看護師を介して移してしまう可能性は高い

患者ごとの手指衛生の徹底と共に、特に免疫が低下している患者を担当している看護師は注意する


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