名前は聞くけど意外とわかってない菌の話

ばらもん
緑膿菌とは
自然界にも多く存在する菌であり、病院内では水回りに多く存在する
- グラム陰性桿菌に分類
- 人の皮膚や消化管にも常在菌として存在
- 日和見感染症として発症する
臨床像
- 医療者の手を介して移るパターン
- 元々患者が持ってたものが発症するパターン
- 特に肺炎、気管支炎、尿路感染症等の原因になりえる
注意すべき患者
- 抗がん剤やステロイド等にて免疫が低下している患者
- 手術後の患者
- 人工呼吸器を使用している患者
→VAPの原因となる
治療
直ちに抗緑膿菌作用のある抗菌薬にて治療開始or変更する
多剤耐性緑膿菌(MDRP)の出現が問題されている
看護師として
医療者関連の感染としては、看護師を介して移してしまう可能性は高い
患者ごとの手指衛生の徹底と共に、特に免疫が低下している患者を担当している看護師は注意する
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